コンテンツ
マイホーム購入者向けアンケート
「マイホーム購入を決断した理由」
「家を買って後悔した瞬間」
家を購入したことのある人、457人に上記のアンケートをした結果があります。
マイホーム購入を決断した理由
順位 | 購入した理由・きっかけ | 回答数 |
---|---|---|
1位 | ライフステージの変化 | 234 |
2位 | 家賃がもったいないから | 34 |
3位 | いい家、いい土地を見つけた | 22 |
4位 | 家族の希望 | 15 |
5位 | 将来を考えて | 14 |
6位 | 前の家への不満 | 13 |
6位 | 資産が欲しくて | 12 |
8位 | 憧れ・夢だった | 12 |
インタネット調査(アールピーネット)
人それぞれ理由はあると思いますが、多くの方に共通しそうなのが、
・家族が増える・子どもが成長するに合わせて、
より良い住環境を手にしたい
・賃貸で家賃を払い続けるより、家を買った方が安心
もしくは経済的にもメリットがある
ということだと思います。
賃貸より家を買った方が経済的にもメリットがある、というのは住む場所の家賃相場や不動産の市場価値によって左右されます。
【関連記事】
▶家を買う不安を解消~住宅購入のリスクを最小限にする方法~
家を買って後悔した瞬間

次に、家を買って後悔したランキングですが、これは後ろから順番に見ていきたいと思います。
第8位 立地に不満をもったとき
立地に不満といっても、購入する前に分かっていること…と思われるかもしれません。
ただ、いざ住んでみると、
- 思った以上に駅までかかる
- 坂がきつい
- 買い物で使える店が少ない
- 周辺環境になじめない
- 子どもの送り迎えが負担
と気づく場合もあったりします。
特に、それまで住んでいた街を離れ、初めて住む場所に買った場合は起こりがちです。
また、立地は家の価格に大きく影響します。
限られた予算の中で、全て希望通りのマイホーム購入は、なかなか難しい場合が多いです。
何かを優先し何かを妥協することも多いです。
建物を優先し、立地を妥協した場合、のちのち立地に不満を持つことが考えられます。
第7位 家が気に入らないとき
家が気に入らない理由はさまざまだと思われますが、多いのは、新築完成前のマンション、戸建て、そして注文住宅の場合です。
未完成の段階で図面やモデルハウスだけで購入する場合、
・生活導線が悪い
・収納が少ない
・ドアの開け閉めがしずらい
・日当たり、風通しが悪い
など、いざ生活して初めて気づくことも多いです。
【関連記事】
▶新築・中古どっち?マイホーム購入で迷うとき、後悔しないための5つの視点
第6位 引越ししたいとき
購入段階で引越し予定があったのかなかったのか分かりませんが、賃貸ほど気軽に引越しすることはできません。
家を買う際に、購入後の生活設計はある程度考える必要があります。
そのうえで、将来の売却含めた引越しを想定するのであれば、売却しやすい家選び、資金計画が必要になります。
【関連記事】
▶マイホームの住み替えで失敗しない~買い先行・売り先行それぞれの注意点~
第5位 家族構成が変わったとき
家族構成の変化として、
・子どもの独立
・親との同居
・予定外の子どもの誕生
などが考えられます。
今では、家を買う年齢も上昇傾向で、30代後半から40代前半という方が多くなっています。
その時点で、子どもの予定や将来の独立時期、親との同居問題など、想定できることは踏まえたマイホーム購入をするしかないと思います。
【関連記事】
▶【事例】住宅購入する年齢・家族構成・購入物件でマイホーム予算はどう変わる?
第4位 固定資産税を払うとき
マイホーム購入後の維持費として、
・住宅ローン返済
・固定資産税
・メンテナンス費(積立て)
マンションであれば、
・管理費、修繕積立金
が必要となります。
この中で、固定資産税の負担感が大きいということであれば、購入段階の維持費の見通しが甘かったと言わざるを得ません。
【関連記事】
▶戸建てとマンションの予算の違い~維持費から考える無理のないマイホーム予算~
▶中古マンションの専有面積で、維持費と住宅コストはこれだけ変わる
▶戸建て住宅の維持費っていくらかかる?~家を買ってから後悔しないために~
第3位 近所つきあいが面倒なとき
近所付き合いの良し悪し、ご近所との距離感まで、購入前の段階で確認するのは難しいところもあります。
ありがちなのは、新しい分譲宅地に家を購入した場合、分譲地内での近所づきあいが面倒、苦痛といったことは聞きます。
第2位 メンテナンスが大変なとき
一戸建てを購入すると、建物全体、敷地全体を維持管理、メンテンナンスしていく必要がありますので、大変と感じることもあるでしょう。
特に、年齢を重ねて、使用する部屋が限られてきたり、敷地が広かったりするとメンテナンスに負担を感じることもあるかもしれません。
そして、家を買って後悔した瞬間
堂々の1位は…、
第1位 住宅ローン返済が苦しいとき

国土交通省の住宅ローン返済の負担感に関する調査でも、概ね6~7割の方が負担感を感じています。
家賃でも住宅ローン返済でも、毎月の支出に一定程度の負担感を感じるのは仕方がないとしても、家を買ったことを後悔するのは問題です。
住宅ローン返済が苦しくなる理由は、今のコロナ禍や会社の業績悪化、健康状態の悪化など、一人ではどうしようもないものあります。
ただ、そうではなく住宅ローンの返済が苦しいとなると、理由としては以下のようなことが考えられます。
・マイホーム予算・借入金額を間違う
・住宅ローン返済含めた維持費の見通しが甘い
・生活費やお子様の教育費などの見通しが甘い
・住宅ローン完済までの見通しが甘い
などが考えられます。
【関連記事】
▶家を買う先にあるもの。マイホームで後悔しない16のポイント!
▶頭金なし住宅ローンで後悔しないための3つのポイント
▶住宅ローン返済、本当になんとかなる?~後悔しないために知っておきたい3つの返済状況~
まとめ
後悔した理由 | |
---|---|
1位 | 住宅ローン返済が苦しい |
2位 | メンテナンスが大変なとき |
3位 | 近所付き合いが面倒なとき |
4位 | 固定資産税を払うとき |
5位 | 家族構成が変わったとき |
6位 | 引越ししたいとき |
7位 | 家が気に入らないとき |
8位 | 立地に不満をもったとき |
この結果を見て思うことは、家を買うときに、
家は資産である
ということを、しっかりと踏まえることが大切だということです。
つまり、家が資産であるがゆえに、
・維持するための費用がかかる
・所有する限り固定資産税が必要
・資産性の有無、大きさで、人生の選択肢が増える
ということです。
購入した家を、のちのち売却・賃貸できることで、
・家族構成の変化(5位)
・引越したいとき(6位)
・立地に不満をもったとき(8位)
そして…、
・住宅ローンの返済が困難(1位)
となったときにも対応できる選択肢が増えるということです。
家を買うとなると、経済的にも物理的にも、
家という資産を維持管理する見通しと覚悟
が必要なようです。
【関連記事】
▶資産価値の落ちにくい中古マンションを選ぶ方法
購入後の不安や疑問を解消する方法として、
マイホーム予算物件診断サービスを是非ご検討ください↓
