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「ライフプラン」を作成する意味
2015年も残すところあと僅かですが、今年は、どんな1年だったでしょうか?
年末になると、1年を振り返りつつ、来年の計画や展望を描かれる方もいらっしゃると思います。
年始に目標や計画を立てられた方も、改めて2016年の計画を立てられるのかもしれません。
立ててみると分かりますが、1年といえども、計画を立てることは容易ではありません。
計画を立てるといえば、保険相談やファイナンシャルプランナーへの相談などで、
「ライフプランニング」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
ライフプランとは、その言葉通り「人生設計」を意味します。
1年の計画を立てたことがある方でも、「ライフプラン」つまり「人生計画」を
立てられた方は、そんなに多くはないのではないでしょうか。
長い人生… 様々なイベントがあります。
- 就職
- 結婚
- 出産
- 住宅購入
- 子供の進学・独立
- 定年退職
- 老後の生活
など…ライフプラン表(キャッシュフロー表)を
作成することで、こういった様々なイベントを踏まえ、
将来の家計の収入・支出の推移
貯蓄(資産)の推移
必要な保障額
住宅ローン残高の推移
老後の収支
などを時系列とともに客観的な数字で把握することができます。
例えば、こんな感じです。
ライフプラン・キャッシュフロー表とは
これは10年間しかありませんが、これをリタイア後の老後の生活まで、長い期間について収入や支出の状況、貯蓄の推移などを確認することができます。
ライフプラン・キャッシュフロー表の意義
私は、ライフプランを作成する意義は、大きく2つあると思っています。
今後の人生におけるイベントを無理なくこなしていけるかの確認
1つはこれからの人生におけるライフイベントを問題なく迎えることができるかの確認です。
もう少し具体的に言うと、子どもの教育資金や老後資金など将来のインベントを迎えるとき、
必要な資金が確保できるかという確認
です。
人生における目標を設定しそれを達成するためのツール
そして、2つ目は、人生における目標設定もしくは目標を達成するためのツールです。
- 自分が今現在望む生活
- 自分が将来望む生活
それに対して
そのために必要な貯蓄目標や収入と支出のあり方(生活設計)を知る
ためのツールです。
マイホーム購入時にライフプランを作成する意味
そして、住宅購入を購入するタイミングでライフプランを作成することは、いろいとな点で非常に意味があり、良いタイミングでもあります。
住宅ローンという大きな負債を背負う
住宅購入は、「資産」を手に入れると同時に、住宅ローンという大きな「負債」を抱えることでもあります。
なので、ライフプラン・キャッシュフロー表を作成して、住宅購入後の収支や貯蓄推移、住宅ローンの完済時期を踏まえた返済計画を立てることは大きな意味があります。
住宅購入の前後で家計の状況が変わる
住宅を購入すると、住宅ローン以外に、
・固定資産税や火災保険
・将来のリフォーム費用
・マンションであれば管理費や修繕積立金など
住宅を維持するための支出が必要となります。
住宅購入前後で、家計の支出がそれまでと大きく変わります。
どのように変わるか、客観的に長期の視点で確認することは住宅購入を失敗しないためにも大きな意味があります。
適正なマイホーム予算の根拠となる
住宅購入の予算を決定する根拠は、年収や返済負担率、現在の家賃などいろいろあります。
ただ、住宅購入後の無理のない生活を送りながら、住宅ローンを完済することを考えると住宅購入後の家計の収支や貯蓄をキャッシュフロー表で確認して予算を出すということは最も確実な方法として意味があります。
シミュレーションの精度が高い
住宅の1次取得者の年齢は、30代後半から40代前半が一番多いようです。
※国交省の住宅市場調査(平成25年)
20代くらいだと、転職なども含めて自分の仕事や収入がその後変わる可能性も高く、また、家族構成も変わる可能性も高いと思われます。
ただ、30代後半から40代位になると、仕事が定着して、収入の見通しが立てやすくなっているいますし、子供の数含め、家族構成も大体決まってきて、ライフプランを作成する上で、予測が立てやすくシミュレーションの精度が高くなります。
今の時代だからこそ人生設計が必要
確かに、長い人生を計画したり予測するのは難しく、今後、変わりうる長い時間を計画することにどこまで意味があるのか、と思われる方もいるかもしれません。
ただ、何かを計画する意味は、その計画を実行するためだけでなく、
- その計画自体が無理がないかを判断したり、
- 途中計画通りにいかなかった場合に修正できる
という意味もあります。
平均寿命が伸びていくなかでのライフプランを作成する意味
また、日本人の平均寿命がこれだけ長くなり、これからもさらに長くなることが予測される中、
ライフプラン表やキャッシュフロー表を作成する価値はより大きいです。
なぜなら、人生が長くなればなるほど、必要な資金も増え、予測が難しくなるからです。
再雇用含め65歳まで働いたとしても、90歳近い年齢まで25年という時間があり、もはや第2、第3の人生を考える必要があります。
なので、人生の終わりまでの時間を考え、老後に必要なお金やそれを確保する方法を知る上でもライフプランの意味はあります。
自分がこうありたいという目標や計画に、いつまでに、どれくらいの費用が必要かということが分かれば、不安も減り、今自分が何をしなければならないかということも分かりやすいです。
ライフプラン・キャッシュフロー表の精度が重要
ただ、重要なことは、ライフプランの見通し・精度です。
これは作り手によって変わります。
あまりに希望的観測(つまり甘い)見通しや雑な精度のライフプランだと意味がありません。
ですので、そのシミュレーションを誰が作るのかということは非常に大切です。
住宅購入時、
- 問題なく住宅ローンが返済できるか?
- 住宅の購入予算として間違いないか?
という不安を持たれる方は多いです。
住宅購入後の生活の人生設計を作成することは、こういった不安を解消する手段でもあります。
2015年の漢字は「安」に決まりました。
安心の「安」…
不安の「安」…
お笑い芸人、安村の「安」…?
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