最初が肝心、住宅購入で一番大事なこと

住宅購入者カード

こちらは、不動産会社や住宅会社が、購入希望の方へヒアリングする際のシートです。

会社や団体によって、フォーマットの違いはありますが、家を買ったことがある人、購入手続き中の人はみたことがあるのではないでしょうか。

こちらのシートには家を買うにあたりヒアリングさせて頂く事項が多く載っています。

  • 購入希望場所や物件の種類
  • 年収や自己資金
  • 年齢や家族構成

など、項目は多数ありますが、これらの中で、特に大事なものがあります。

それは、

購入理由

です。

つまり、「なぜ家を買うか?」ということです。

家を買う理由・きっかけ

〇子供ができた、増えた
〇(子供の成長など)家が狭くなったから
〇家賃がもったいない、高い
〇住宅ローン金利が低い
〇年齢的にそろそろ
〇子供にいい環境を与えたい
〇精神的な満足感(が欲しい)
〇購入資金が持てた(相続や資金援助)
〇資産になる

住み替えであれば

〇子供が独立して家が広すぎる
〇年齢とともに利便性の高い場所へ移動したい
〇リタイア後に生まれ育った場所に戻りたい
〇田舎で暮らしたい
〇階段のないマンションに引っ越したい

などさまざまで、理由やきっかけは1つではないでしょう。

私の場合も、家が狭くなり、家賃が高くなり、自分の年齢的なものが理由でありきっかけでした。

なぜ購入理由が大事かというと、

購入する物件の方向性と条件や優先順位を明確にできるからです。

家を買う選択肢は無限?

家を購入するとなると、

1、どこに
2、どのような物件を
3、どのくらいの予算で

買うかを決めます。

1、どこに買うか

地域
駅からの距離
周辺環境
利便性
安全性
資産性
ハザードマップ

など、どこに買うかを決める条件はいろいろあります。

資産性を優先するのか、子供の教育や生活環境を優先するのかでも地域や立地も変わってくるでしょう。

2、どのような物件を買うか

戸建てかマンションか
中古か新築か
新築分譲住宅を買うか、注文住宅か
注文住宅はどこで建てるか?

など選択肢はさまざまです。

最近では、中古住宅の取引数が増えていますが、築年数や土地建物の広さ、間取り、設備、リフォーム・リノベーションの有無など判断基準を左右することがでてきます。

家が狭いという理由であれば、どれくらいの広さが必要なのか?その広さを求めるためにはどういった家を購入すべきなのか、あるいはできるのか?変わってきます。

3、いくらの予算で買うか

予算の決め方はいろいろですが、

家賃や住宅ローン返済額
住宅ローン審査(借入可能額)
年収の〇倍
ライフプランを作成

などによって結果は違いますが、購入理由が明確だと、「いくらまで家にお金をかけるか」という考え方もできます。

こう考えると、家を買う選択肢は無数といっていいほどあります。

購入理由が明確であれば、こういった選択肢の中でも、住宅購入を進める方向性を間違うリスクは少なくなります。

購入理由から希望する条件の優先順位を明確にする

家を買うにしても、建てるにしても、希望する条件を100%満たせる物件に出会える可能性は少ないです。

多くの場合、何かを優先し、何かをあきらめる、妥協する必要が出てきます。

そういったときに購入理由が明確であれば、優先する条件も明確になりますので、のちのち想定外の物件を買ってしまったという失敗がなくなります。

さらに、家は1つ1つ異なる比較が非常に難しい商品です。

比較が難しい商品ということは、消費者からみて、

・その物件が自分やライフプランに合っているのか?
・その物件の価格が適正なのか?安いのか?高いのか?

ということが分かりにくいということです。

これは何を意味するかというと・・・

住宅会社・不動産会社の売りたい家

住宅会社であれば、当然ですが、自社の物件、自分の会社で家を建ててもらう必要があり、そのための営業トークにならざるを得ません。
注文住宅であれば、土地代より家の建築費に優先的にお金をかけてもらう提案もあるでしょう。リノベーションを売りにしている会社は、リノベーションしやすい物件をおすすめするかもしれません。

不動産仲介会社にしても、いろいろな物件を紹介してくれますが、その中でも特に買ってもらいたい物件というものがあります。(どういった物件かは、また別の機会にお話しします)
当然そういった物件を優先的に、より魅力的に見せるセールストークをしてきます。

もし、物件の条件や優先順位が明確でなければ、こういったセールストークに対してしっかりと判断することができず、営業マンが売りたい物件を買ってしまうということになりかねません。

これは、どの会社のどの営業マンが担当したかで物件が決まるということです。

物件との出会いは「運の要素」があることは否定できません。ただ、運だけで決めてはいけません。出会った物件に対して、しっかりと判断するために、明確な購入理由や優先順位が必要です。

分かりやすくいうと、家、不動産は1つ1つが違いますし、購入の仕方は数多くあるがゆえに、購入する側がしっかりと基準をもっていないと、不動産を売るプロの人たちに流されてしまうということです。

また、これは、最初のヒアリングの段階で、しっかりと購入理由や条件を聞こうとしない営業マンはあまり信用できないということでもあります。購入する人の理由や希望をしっかり把握することで、購入者では気づかない、代わりとなる提案もできることがあります。

まとめ

住宅展示場や住宅見学会、不動産会社などに行く前に、まず、なぜ家を買うのかを明確にします。
そこからどういった物件をどういった場所で購入するのがいいのか、方向性を決めていくこと、つまり最初が肝心です。最初の入口が違ってそのままズルズルと行き、途中で気づいても時すでに遅しということもあります。

また、どれくらいの予算で、どういった住宅を購入すべきかを明確にする1つの方法が、購入後の生活を客観的にイメージしやすくなるライフプランを作成してみることです。
あなたのお家お金相談室でも、予算物件診断(全国対応)としてサービスを行っていますので、是非ご検討ください。

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