家を買うとなれば、大きな買い物ですし、初めての方も多いはずです。
疑問や不安が多くて当たり前です。
それに加え、不動産業界・住宅業界は、建築や不動産取引、住宅ローンや火災保険、税金と専門的なことも多く、なかなか一般の方では分かりにくいことも多いです。
また、残念ながら、物件情報をはじめ、買主と売主、不動産会社との情報格差があることも否定できません。

のちのち後悔せず、できるだけお得に買うために、どんな点に気をつければ良いのでしょうか?

Step1 予算・資金計画

チェックポイント!!

購入後も無理のない予算になっていますか?
将来の教育資金や老後資金はしっかり準備できますか?
諸費用やリフォーム費用もしっかり考慮されていますか?
資金計画によって金利や住宅ローン減税が変わることを理解されてますか?

Step2  物件探し ※住宅ローンの事前審査

チェックポイント!!

条件にあうすべての物件情報から探していますか?限定されていないですか?
ライフプランや家族構成など踏まえた物件探しになっていますか?
資産価値や将来の資産性をどれくらい考えますか?
購入地域の不動産流動性や災害リスクを確認していますか?
住宅ローン減税が利用できる物件ですか?
リフォーム費用も踏まえて物件探しをしていますか?

Step3 内見(現地見学)

チェックポイント!!

戸建て、マンション、土地それぞれのチェックポイントを把握していますか?
マンションの場合、管理状況や修繕積立金などの確認もできていますか?
物件だけでなく周辺環境の確認は大丈夫?

いざ物件探しを始めてみると、100%理想通りという物件はなかなか出会えるものではありません。
ですので、あなたにとって優先順位が高い条件とそうでないものを事前に踏まえたうえで、物件をチェックすることが必要です。
時間帯も考慮しながら、日当たりや音、風通しなど生活する姿をイメージしながら確認しましょう。

予算との兼ね合いで必要な場合はリフォームにかかる費用の見積もりも行いましょう。

Step4 買付申込み

チェックポイント!!

価格は適正ですか、価格交渉はできる? 価格交渉の材料は?
建物診断(ホームインスペクション)の活用は考えなくて良いですか?

Step5 重要事項説明・売買契約(手付金交付)

チェックポイント!!

契約書の内容が売主に有利になっていませんか?
重要事項説明や契約書の内容を十分に理解していますか?(特約や瑕疵担保責任など)
手付金の保全措置について確認していますか?
既存住宅売買かし保険の活用はしなくても良いですか?

Step6  住宅ローン選び・返済計画

チェックポイント!!

住宅会社や仲介会社の提携金融機関など特定の金融機関だけで決めていませんか?
金利が上昇した場合の影響やリスクについて確認できていますか?
金利タイプごとの特徴をしっかりと把握していますか?
住宅ローン減税月が最大限活用できる計画になっていますか?
諸費用含め総返済額をできるだけ少なくする返済方法・返済期間になっていますか?
団体信用生命保険の特約まで含めて住宅ローン選びをしていますか?

住宅ローン選びや返済計画は、住宅購入コストや返済リスクにもに大きく影響してきます。
後悔のない住宅ローン商品を選びましょう!

Step7  住宅ローン本審査

返済方法や返済期間が変わる可能性があればそれを踏まえた審査申込みが必要です。
各金融機関の住宅ローンの適用金利は毎月見直しされます。

チェックポイント!!

最終的に一番有利な住宅ローン商品を契約する手続きで審査をしていますか?

 

Step8  火災保険選び

 チェックポイント!!

購入物件に合わせた補償内容・範囲になっていますか?
適切な保険金額・保険期間になっていますか?
保険料負担の少ない保険会社を選んでいますか?
住宅会社、仲介会社提携の保険会社だけで決めていませんか?

Step9  住宅ローン契約(金銭貸借契約)

チェックポイント!!

住宅ローン返済計画、返済額の最終確認はできていますか?
金利が変動した場合のルール、固定期間が終了したあとの金利を把握されていますか?
金利交渉は可能?

※契約後は返済期間や返済方法などの変更はできませんのでしっかり確認!

Step10  引渡し・融資実行

いよいよ引渡しです。必要書類や資金等しっかり準備しましょう。

Step11  リフォーム・リノベーションの実施

チェックポイント!!

(マンションの場合)リフォームの内容や方法について管理規約上問題ありませんか?
リフォームが必要な箇所やリフォーム会社の選定は間違っていませんか?

Step12  家計改善・ライフプランの作成・資産運用

家を購入するタイミングは、家計を見直す良いタイミングでもあります。

電気やガス、通信費、生命保険など新しい生活に合わせたものになっていますか?

また、家を購入する前と後では、支出の状況は変わります。
住宅を購入しても将来必要な資金を確保できることが重要です。

将来の教育資金や老後資金のための貯蓄目標は把握できてますか?

将来必要な貯蓄のために資産運用を考えることも必要です。資産運用にあてる資金、運用方法などを考える機会でもあります。

実際の住宅購入計画に基づいて、10年後、20年後のマイホーム含めた資産状況、住宅ローン残高を改めて考えてみましょう。