マイホーム購入の優先順位

家を買うとなったとき、次のことを決めます。

  1. どこに買うか
  2. どんな家を買うか
  3. どれくらいの予算で買うか

本当はもう1つ、どういった方法で買うかがあります。

この中で何を優先的に考えるかは人それぞれですが、ご相談を受けるなかで、割と最初からはっきりと決まっているのが「どこに買うか」つまり、「購入する場所や地域」です。

  • 通勤の利便性
  • 住みやすさや慣れ親しんだ街
  • 子育てがしやすい、文教地区優先
  • 買い物や生活利便性
  • 公園、緑地など自然環境重視
  • 実家(親)の近く
  • 親の土地がある場所

など…事情によっても、決められる理由は違います。

やはり、長く住む街として、どこに住みたいというのは最初に考えられるのかもしれません。

ただ、最初に「どこに買うか」を優先して、地域や場所を決めることは、住む環境や通勤・通学の利便性が決まるだけではありません。

家を購入するエリア(地域)や立地(場所)を、まず最初に決める意味を考えてみました。

予算の使い方・物件価格の相場が決まる

土地にしても建物にしても、販売価格に大きく影響するのは、購入エリアや立地条件です。ですので。購入場所を初めに決めるということは、予算の使い方の大半についても決めているともいえます。

例えば、5,000万円の予算で注文住宅を計画している場合、

・駅の近くに土地を購入する
・駅から離れた郊外に土地を購入する

色々な土地がありますので、一概にはいえませんが、どこに建てるかによって、建物に回せる予算は変わります。

また、私の住む阪神間でいうと、JR沿線を東からみていくと、

・尼崎市
・西宮市
・芦屋市
・神戸市(東灘区・灘区・中央区・兵庫区・長田区・垂水区)
・明石市
・加古川市
・姫路市

と続いていきます。

最寄駅かたの距離が同じでも、探すエリアによって必要となる予算は違ってきます。

違う言い方をすると、家を買うと同時にその街の価値を購入することになるということですが、その価値が高いのか低いのか、これから維持されるのかといったことも1度考えるべきです。

場所を決めることは、その場所に応じた価格(相場)に縛られることでもあります。

将来の資産価値やライフプランが変わる

住宅は住環境と同時に不動産という「資産」であり、物件によって資産価値は異なります。そして、この資産価値に大きく影響するのが購入するエリアや場所です。

資産価値を左右するものとして次の3つがあります。

・エリア(地域)と場所(立地条件)
・物件そのものの持つ価値
・そのエリアの不動産の流通性(どれくらい不動産取引が活発に行われているか)

この3つの要素のうち、どこに買うかということは、エリアは当然ながら、不動産の流通性にも関係します。

そして、今後少子高齢化・人口減社会になると、ますます場所や立地の重要性は高くなると考えられます。

つまり、将来の資産価値にも影響するということです。

購入場所が将来のライフプランにも影響する

購入する場所が将来の資産性に影響すると、将来購入したマイホームの売却などにも影響します。

子どもが独立して住み替えたい、田舎に住みたい、海外に一時的に住みたい(その間人に貸したい)といった必要性や場面が訪れたとき、その家を売却したり、人に貸したりする必要が出てきます。

そして、資産性が高い物件というには、簡単に言うとニーズが高いということですので、売却するにしても、人に貸すにしても、やりやすい物件ということです。

つまり、将来そういった予定や計画を持っているのであれば、物件の資産性、つまりはそれに影響を与える購入するエリアや場所というのは重要な意味を持つということです。

また、場所は将来の子どもの通学・通勤にも影響を与えます。

小学校の校区を変えたくないということで、その中で物件探しをされる方もいますが、子どもが高校・大学と進学することも1度は考えておく必要があります。

場所によっては、近くに大学がない、通学時間が長すぎる(交通費がかかりすぎる)ということで、1人暮らしをせざると得ないという方もいらっしゃいます。

就職してからも同様です。大学進学や就職に関しては、これから海外含めどこで働くことになるかは分かりません。ただ、一度はそういったこともエリア・場所選びの際に考えておくのも大切だと思います。

こう考えると、住む地域や場所を最初に決めることは、住環境だけでなく、

・予算や予算の使い方
・将来のお金(資産価値)やライフプラン

を決めているといえます。

ですので、あまり地域や場所、将来のことにこだわりすぎると、窮屈なマイホーム購入になるので難しいところでもあります。

神戸阪神間の不動産仲介

最初に決めるべきは購入予算

まず、マイホーム購入において決めるべきは「どれくらいの予算で買うか」ということです。

そして、予算を決めたあとはぶれない。予算に合わせて、購入する場所や物件を決めていくということです。

なぜなら、どんなに住みたい場所や希望する物件に住めたとしても、日々の生活が厳しい、必要なお資金を確保できないとなると、「何のためのマイホームだったの?」ということになりかねません。

厳しい言い方かもしれませんが、希望するエリアや場所に住宅を購入しようとすると、予算で多少無理をせざるを得ないということであれば、「その場所には買えない」と判断すべきです。

不動産の価格は、経済状況やその地域のもつブランド力といった、個人ではどうにもならない要素によって左右されます。ですので、時間の経過によって変わることもあります。

そういった価格に自分の予算を合わせるべきではありません。

ですので、家計や貯蓄の状況、家族構成、お金の使い方や将来の必要資金を考えながら、あなたの無理なく購入できる予算を決めることが、まずすべきことです。

それから、住む場所や購入する物件を決めていくことが、理想的なマイホーム購入と考えますがいかがでしょうか。

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